Saturday 10 February 2018

ヒンズー教の神々

インドという国名が「ヒンドゥーの国」を意味することでも分かるように、ヒンドゥー教は宗教というより、インドそのものです。現在、インドの全 人口の82%を占めるヒンドゥー教は、紀元前1500年ごろにインドに侵入してきたアーリア人のバラモン教と、土着の信仰が結びついて発展しました。開祖 がいて、教義がある宗教ではなく、土着の神々を取り込んでいく過程で、つじつまを合わせるために、神々の結婚や化身が取り入れられ、いるのまにか八百万の 神の教義が存在することになってしまいました。他宗教の神も取り込んでしまうヒンドゥー教は実に寛容な宗教で、それぞれの神様を通して人は宇宙の聖なるも のとつながるという考え方を持っています。
ヴィシュヌ神
世界の維持、繁栄をつかさどる神で、温和で受動的な性質。熱心に信仰を捧げるものに対しては必ず恩恵をもたらします。4本の手にはほら貝、円盤、棍棒、刀を持っています。弓や蓮を手にすることもあります。聖鳥ガルーダに乗って飛翔します。
世界の救済のために10の化身になります。
①魚(大洪水から救う)
②亀(不死の霊薬をもたらし神々を救う)
③猪(その牙で沈んだ大地を持ち上げる)
④人獅子(恐るべき魔神を退治する)
⑤倭人(体を巨大化させ魔王を打倒する)
⑥斧を持つラーマ(武士階級を一掃する)
⑦ブッダ(誤った思想を説き魔人を地獄へ導く)
⑧カルキ(世界に正義をもたらす英雄)
⑨ラーマ(インドの国民的英雄)
⑩クリシュナ(怪力で武勇に優れ美貌の持ち主)
シヴァ神
再 創造のための破壊神です。過激で、能動的。恐ろしさと、粗暴さの象徴です。人間の姿をとるときは、4本の手を持ち、斧、太鼓、雌鹿、紐を持っています。武 器は三叉の鉾です。高く結い上げられた髪は左右に長く垂れ、両肩にかかり、頭には三日月が飾られ、首や胴の周りに蛇を巻きつけています。額の中心には第3 の目がついています。乗り物は白い雄牛(ナンディー)です。
宇宙の想像と破壊を表す舞踏を踊るとされ、南インドでは多くのブロンズ像が造られています。火炎輪を背に、毒蛇を首に巻き、魔物(アスラ)を踏みしめて、軽やかなステップを踏みます。さらに生殖の原理としても崇拝され、円筒型の男根(リンガ)の形で表されます。
ガネーシャ神
シヴァ神とパールヴァティー妃の間の子で、三日月や蛇というシヴァ譲りの持ち物を持つこともあります。小さなねずみが乗り物。

タワー橋

1894年に造られた跳ね橋で、中央部分は90秒で八の字に開閉する跳ね橋です。ネオゴシック様式のタワーは、隣のロンドン塔の雰囲気に合わせてデザインされたそうです。 19世紀、テームズ川を通って一週間に150隻の船が。世界一忙しい貿易都市ロンドンに入ってきました。当時は海...