今年はNHKの大河ドラマの影響で、中央線の塩山から下諏訪にかけてのJRの駅は「風林火山」の旗が立っていました。甲府に行く途中の電車の中でJR発行の「風林火山」のパンフレットを読みました。
武田信玄は生涯城を持たず、館跡は現在武田神社になっているとか。甲府生まれのうちの弟は武田神社でお宮参りをしました。
下諏訪の私の実家の横を流れている川が、信玄が秋宮社殿の造営を「承知!」と約束したから「承知川」という名になった、という話もJRのパンフレットを読んで初めて知りました。
信玄の側室の由布姫は信玄に滅ぼされた諏訪頼重の娘だったとか。弟の友達の諏訪君は、その末裔らしい。
ライト裕子 ロンドン郊外に住む英国観光局公認ブルーバッジ・ガイドです。毎日の生活を通して見たものや、学んだことをブログに綴っています。たくさんの人に英国のことを知ってもらうことができたら幸せです。いつか英国でお会いできたらいいですね。
Monday 30 April 2007
Sunday 29 April 2007
山梨県立美術館
山梨県立美術館に行ってきました。有名なミレーの「種をまく人」がある美術館です。他にも「落ち穂拾い、夏」、「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」、「鶏に餌をやる女」、最初の妻の「ポーリーヌの肖像画」などがあり、別名ミレーの美術館と呼ばれているそうです。
「種をまく人」は世界的に有名で、岩波書店やアメリカ・フィラデルフィアのプロビデント・ナショナル銀行のマークにも使われています。あのゴッホも「種をまく人」を真似して描いています。
ボストン美術館にも「種をまく人」があるのをご存知ですか?2枚とも私にはまったく同じに見えます。山梨の方がちょっと暗いかな?
ミレーはその数年前にも別の「種をまく人」を描いています。その絵は現在カーディフのウェールズ国立美術館(National Museum and Gallery of Wales)にありますが、構図は山梨とボストンの方がずっといいと思います。
山梨県立美術館には、ミレー以外にもコローやバルビゾン派の絵が展示されており、公式ガイドブックに所蔵品の総点数が8600点と書いてありました。県レベルでこれだけのコレクションを集めるのはすごくないですか?
山梨県立美術館に行ったことがないという方は、桃の花見、南アルプス登山、ぶどう狩りのついでにでも、是非お立ち寄りくださいませ。
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