Tuesday 31 March 2009

ベニス 空港から水上バスでホテルへ

ロンドンから飛行機で2時間。
マルコ・ポーロ国際空港から、水上バスでヴェニス本島へ向かいました。
後ろから来た水上タクシー(=モーターボート)に、軽~く抜かれます。
右側は工業地帯。
ブリコラと呼ばれる航行可能な水路を示す標識。
ラグーナ(潟)のどこにでも見られる杭は、色、形、番号で、指示する意味が違っているのだそうです。
途中、ヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島の中を通ります。
ムラーノ島を後にすると、正面に本島が見えてきます。
遠くから見たサン・マルコ広場。
船でじわじわと近づいて行きます。
左側にサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。
そしてグランド・カナル(大運河)の入口。
サルーテ教会も見えます。
船着場から見た、宿泊先のガブリエッリ・サンドワース(Gabrielli Sandwirth)。外見はダリエリそっくりなんですけどね~。
部屋は狭いんです。写真は部屋の窓からの景色です。
シャンデリアは本物のヴェネツィアン・グラスでした。さ~すが、元貴族の館。

Monday 30 March 2009

サン・マルコ広場

ホテルからサン・マルコ広場を目指して歩くと、
途中、たくさんの小運河があります。
自家用モーターボートを持っている家が多いですね~。
有名な溜息橋は修復中でした。1600年に建設されたこの橋は、裁判所があったドッカーレ宮殿と牢獄との間を結ぶもので、裁判で有罪になった人がこの橋を渡る時に窓から外を眺て溜息をついたのだとか。
サン・マルコ広場の入口には円柱があり、その上にはヴェニスの守護聖人・聖マルコの象徴の翼を持ったライオンがいます。重さ3トン、長さ3mのブロンズ像は昔は金色に塗られていたのだとか・・・。ササン朝ペルシア(4世紀)の彫刻という説が有力らしいけど、作られた時代と場所に関してはいろいろな説あります。
こちらはサン・マルコ広場にそびえる鐘楼で、高さ96m。
15世紀末に完成した時計塔。両側の建物は後で増築されました。屋上に立つムーア人の像が、毎時鐘を突きます。
聖マルコの象徴である翼を持つライオンがいます。

Sunday 29 March 2009

ドッカーレ宮殿

サン・マルコ寺院。ヴェニスの守護聖人である聖マルコの遺体を奉るために建てられました。堂内の壁や天井には、金色に光るヴェネツィアン・グラスのモザイクでキリストの生涯が描かれています。
入口のオリエント風ファサード。共和国時代、ここは大聖堂(カテドラル)ではなく、総督の礼拝堂でした。ヴァチカンの教皇からの独立を意味しています。
屋根の上には天使に囲まれた聖マルコと、翼があるライオン。
入口のファサードの装飾は、17世紀のものですが、
左端のモザイクは13世紀のものです。
右端の扉の上には、聖マルコの遺体をアレキサンドリアから運ぶ時の様子が描かれたモザイクがあります。
1438年建造の布告門。
ドゥカーレ宮殿の中庭から見たサン・マルコ寺院。
2階から3階へ上る黄金階段は、
フレスコ画で装飾されています。
ティツィアーノの「聖クリストフォロス」(1524年)の絵を見逃さないように。
大評議会の間は、装飾のすごさだけではなく、広さにも驚きました。

Saturday 28 March 2009

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会

サン・マルコ広場の対岸にある
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島に、
ヴァポレットに乗って移動しました。
1591年に完成した教会は、アンドレア・パラディオの設計です。
三角形のぺディメントや、正面の4本の円柱など、キリスト教会に異教徒の古代神殿の要素を取り入れました。
聖ジョルジョ(=ジョージ)も、まるでギリシア神話の神様みたいです。
大窓から光が入ってくるので、内部は明るい感じがします。
聖歌隊席の右側にはティントレットの「最後の晩餐」、
左側には「マンナを集めるイスラエル人」の絵があります。
ヴァポレットを待っている間、
モネの絵を思い出しながら、対岸のサン・マルコ広場を眺めましょう。
天気が良ければ、この島はこの絵のように見えるはずです。

Friday 27 March 2009

サン・ザッカリア教会

サン・マルコ広場のすぐ近くにあるサン・ザッカリア教会。
聖ザッカリアというのは、洗礼者ヨハネの父親です。ルネッサンス様式の教会は1543年に完成しました。
ここで必見なのがベリーニの「聖なる会話」(1505)。この絵にはスポットライトが当たっているので、すぐに分かります。
かつてはベネディクト派の修道女たちの教会で、ヴェニスの名家出身の修道女たちは、修道院に入るときに多額の持参金を持ち込んだので、教会の財源は豊かだっのだそうです。
1ユーロ払うと13世紀末から14世紀初めにかけて作られたゴシック様式の教会の方に入ることができます。サン・タランシオ礼拝堂にある祭壇も見事です。
地下には10世紀中頃に立てられたロマネスク様式のクリプト(納骨堂)がありましたが、浸水していました。

タワー橋

1894年に造られた跳ね橋で、中央部分は90秒で八の字に開閉する跳ね橋です。ネオゴシック様式のタワーは、隣のロンドン塔の雰囲気に合わせてデザインされたそうです。 19世紀、テームズ川を通って一週間に150隻の船が。世界一忙しい貿易都市ロンドンに入ってきました。当時は海...