Saturday 31 May 2008

フローレンス

フローレンスは、ローマ時代に「花の女神フローラの町」という意味でフロレンティアと呼ばれていたのが始まりだとか。
12~13世紀には金融や貿易で経済的に潤うようになりました。
15世紀には、表向きは共和制のまま事実上メディチ家の覇権が確立します。メディチ家の当主は一流の文化人で芸術に理解があったので、ルネッサンスの黄金時代を迎えることができました。

Friday 30 May 2008

ウフッツィ美術館

ウフッツィ美術館はヨーロッパの他の美術館と比べると小さくてシンプルです。
ボッチチェリの「春」と「ヴィーナス誕生」は人気がありますね~。
私が本物を見て一番感動したのは、レオナルド・ダヴィンチの「受胎告知」でした。
ミケランジェロの「聖家族」は、彼の唯一の完成絵画です。

Thursday 29 May 2008

ヴァザーリの回廊

ウフィツィ美術館からピティ宮殿までは、
ヴァザーリの回廊で移動しました。
メディチ家の人たち専用の廊下として建てられ、両側にたくさんの絵画が飾られています。
ポンテ・ヴェッキオの2階から見たアルノ川の景色。メディチの人たちは下の喧騒に巻き込まれることなく橋を渡ることができました。
2階からポンテ・ヴェッキオを振り返っているところです。昔は橋の上に肉屋などもあったそうですが、この廊下を造ることになったときに追い出して、貴金属店を並べたそうです。
泥棒よけなのか格子窓になってますが、なんかこちらが囚人になったような気分です。
川の南側の交差点付近の様子。
サンタ・フェリチタ教会の内部が覗けます。
出口のちょっと手前で、小さな広場が見えます。
私たちの出口はボーボリ庭園内のグロッタの横ですが、
廊下はピッティ宮殿内まで続きます。

Wednesday 28 May 2008

パラティーナ美術館

パラティーナ美術館は16~18世紀にメディチ家が居城として使っていたピッティ宮殿の中にあります。
ウフィッツィはオフィス、こちらは宮殿。ということで、内部の装飾はこちらの方がずっと豪華です。
16世紀に造園されたイタリアン・スタイルのボーボリ庭園。
美術館から見える景色もいいです。
ここの目玉はラファエロの「小椅子の聖母」です。
私はムリーリョの「聖母子」が好きです。

Tuesday 27 May 2008

カルミネ教会

カルミネ教会は
18世紀に火事にあって改築したそうですが、
ブランカッチ礼拝堂は無事で、15世紀のマザッチョ、マゾリーノ、フィリピーノ・リッピが描いた壁画は残っています。
マザッチョの「アダムとイブの楽園追放」。近代絵画はここから始まると言われています。
マザッチョの「貢の銭」。若き日のミケランジェロは、壁画を見るためにこの教会に通ったのだそうです。
マザッチョの「洗礼を施す聖ペテロ」。20年前に修復したとのことで、いい状態で見ることができました。

Monday 26 May 2008

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

 











この教会もマザッチョの「三位一体」をはじめ15世紀の壁画が多く残されています。
今回は、見学日の土曜日に結婚式があって教会の中には入ることができませんでした。残念。

Sunday 25 May 2008

サン・ロレンツォ教会

メディチ家の教会なのに、外見はかなり質素。正面はミケランジェロに制作を依頼したのだそうですけど、大理石の産地を巡って対立して、未完成のままなんだそうです。500年の間に、別の誰かに作らせようと考えなかったんでしょうか?
中庭からの景色。向こうにチラッと見えるドームはブルネッレスキの設計で、内部は君主の礼拝堂。同じ建物なのに、別料金です。

Saturday 24 May 2008

ドゥオモ

ドゥオモは大聖堂のことです。
緑・ピンク・白の大理石で造られた建物は、
本当に綺麗です。
ブルネレスキによって造られたクーポラ(ドーム)は1436年に完成しました。

Friday 23 May 2008

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

ドゥオモの隣にあるサン・ジョヴァンニ(洗礼者ヨハネ)洗礼堂。
白と緑の大理石で造られた八角形の建物です。
中は1220年から1330年にかけて製作された金色のモザイクで飾られています。
テーマは「洗礼者ヨハネの生涯」と「最後の審判」。
洗礼堂には3つの門があり、写真は東側の「天国の門」。1452年、ギベルティ作。

Thursday 22 May 2008

フローレンスの夜景

フローレンスは夜景も美しい。
これはドゥオモ。
昼も綺麗だけど、夜も魅力的。
こちらはヴェッキオ宮。建物の前にあるシニョリーア広場は夜でも賑やかです。

Wednesday 21 May 2008

サンマルコ修道院

日曜日の朝一番にサンマルコ修道院に行ってきました。
昔はドメニコ会の修道院でした。
回廊に描かれた壁画です。
一階の部屋にあった壁画。
一番有名なのは2階の階段近くにあるフラ・アンジェリコによる「受胎告知」。
2階は独居室が連なり、それぞれの部屋にフラスコ画が描かれています。
一番多いのは「キリストの磔」の絵でした。
これは「マリアの戴冠」。
窓の外からドゥオモが見えました。
これは「我に触るな」。こんな部屋がずっと続きます。ガイドブックには43室と書いてありました。
これはメディチ家の人たちが瞑想室として使っていた部屋です。

タワー橋

1894年に造られた跳ね橋で、中央部分は90秒で八の字に開閉する跳ね橋です。ネオゴシック様式のタワーは、隣のロンドン塔の雰囲気に合わせてデザインされたそうです。 19世紀、テームズ川を通って一週間に150隻の船が。世界一忙しい貿易都市ロンドンに入ってきました。当時は海...