Tuesday 29 December 2009

有田

有田焼の窯元を要領よく回るため、駅前でタクシーに乗って、まず柿右衛門窯へ。
17世紀に色絵を完成させて有田焼を有名にしたのが、初代柿右衛門です。これが柿右衛門が住んでいた家ですが、
何よりも、ここで柿の木を見ることができたのが嬉しかったです。
これが柿右衛門の名前の由来となった柿です。
もちろん350年近く経っていますから木も孫の代でしょうけど、小学校の道徳の時間に習ったことがある柿右衛門の柿を見ることができて、とても感激しました。
柿右衛門の特徴は、濁手と呼ばれる真っ白な磁肌に描かれた色絵で、ヨーロッパでも絶賛されまし た。
柿右衛門作の濁手にはサインがありません。
弟子の作品には柿右衛門窯と書いてあります。
左が柿右衛門、右がマイセン。
これはマイセン窯で作った柿右衛門の模造品です。
11代柿右衛門の作品。
12代柿右衛門の作品。
13代柿右衛門の作品。
14代柿右衛門の作品。
次に古伊万里様式の源右衛門窯へ行きました。
ここでは職人さんたちが実際に作業をしているのを見学できます。
窯も見せてもらえます。
ここで薪(赤松)を燃やします。
これは温度計。1300度になったら曲がります。
古伊万里は器全体に描かれた絢爛豪華な装飾模様が特徴です。
ヨーロッパの王侯貴族に愛され宮殿に飾られました。
次に行ったのは泉山磁石場です。
有田の歴史は1616年に朝鮮人陶工の李参平がこの泉山で陶石発見したことから始まります。
その李参平を祀った陶山神社にも行ってきました。
1888年に奉納された高さ3.65mの磁器製の鳥居が有名です。天然呉須による淡いブルーの唐草模様が美しい。
燈籠も磁器です。
水瓶は1889年奉納。
1887年に今右衛門奉納による狛犬。
ちょっと変な顔。
最後に色鍋島の今右衛門へ。
代々色鍋島の絵付けを行っていた家で、
その技法を守りつつ、新技法を取り入れるなど、鍋島の新境地を開きました。

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