Thursday 26 November 2009

ペルガモン博物館


ペルガモン博物館の中に入るとすぐ、この博物館の名前の由来となったペルガモンのゼウスの大祭壇があります。
ペルガモンはヘレニズム時代に繁栄したトルコ西南部の古代都市です。
紀元前129年にローマの属州となりますが、エフェソスとともに属州の中心都市として繁栄を続けました。
ペルガモンのアクロポリスは標高335メートルの丘の上にあり、
宮殿、アテネ神殿、劇場、ゼウスの大祭壇、アゴラ、図書館、武器庫の遺跡がありました。
次の部屋には「ミレトスの市場門」があります。
ミレトスもトルコ西海岸栄えた古代都市です。
市場門は紀元前120年ごろローマ時代に造られたものです。
そして古代バビロニアの「イシュタル門」。
紀元前575年にネブカドネザル2世によって建設されました。
青い釉薬瓦で、バビロンの守護竜シルシュや牡牛の浮き彫りなどが描かれています。
旧約聖書の「ダニエル書」によると、バビロニア人は竜(大蛇?)を信仰していたのだそうです。
イシュタル門と神殿をつなぐ行列通りは長さ180mもあって、120頭のライオンが壁を飾っていたのだそうです。
19世紀末にドイツ隊が発掘し、1930年にペルガモン博物館が開館したときに、このイシュタル門と行列通り(30m)が復元されました。旧約聖書に出てくるネブカドネザルの神殿を見ることができるなんて、すごいです。

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